貸株というサービスはご存知でしょうか?
もし株を長期に保有し、現在売却する気がないのであればその株を証券会社に貸し出して、金利を得ることができます!証券会社は借りた株を機関投資家に貸し出して金利を得てその中から投資家に金利を支払う仕組みです。
株式版の銀行預金といってもいいかも知れないですね。
貸株ができるネット証券を比較しましたのでご説明します。
1.貸株ができるネット証券の比較
2.デメリットとリスク
3.最後に
1.貸株ができるネット証券の比較
金利だけで比較した場合楽天証券、SBI証券に軍配が上がります。
(2017/2/8現在、共に3914 JIG-SAWの15%が上限)
4社共通して言えますが、上場株であればほぼ貸株の対象となり、最低単元株の整数倍であればサービスを受けることができます。
それであれば、なるべく金利の高いところで貸株できたら銀行に預けておくよりも高い金利がもらえますね!
また、株主優待については少し対応が違います。
貸し出した株は名義が変わるため、決算時に貸し出したままだと株主優待は貰えません。(配当金は通常通り貰えます。)
株主優待はいらないけど金利は欲しい、決算前後の金利は諦めるから株主優待も欲しい、それぞれ選択することができます。
2.貸株のデメリットとリスク
長期保有で優待目的の場合は注意が必要です。
貸株をした段階で、株主名簿が書き換えられますので、長期保有が条件の優待は貰えなくなります。
(ビックカメラは1年以上継続保有で1000円分、2年以上継続保有で2000円分の買い物券が追加されます。 )
(Yahooファイナンスより)
また、もし証券会社が破たんした場合は貸した株が戻ってこない可能性があります。
大手ネット証券が突然破たんすることは考えにくいですがリスクとして頭に入れておきましょう。
そうはいっても、こんな低金利ですから
持っている株を有効活用する方法として
貸株サービスをご検討されては如何でしょうか?
3.貸株サービスを利用するなら楽天証券を強くおすすめします!
@信用格付け
A利率の見直し
の2つについてご説明します。
@信用格付け
4社の信用格付けを表にしましたのでご紹介します。
(2017/2/13現在)
貸株サービスは基本的に長期で利用します。
大手証券会社が一度に破たんする可能性は低いと思いますが、長く預けるなら、なるべく信用格付けが高いところが安心できます。
「投資適格」と呼ばれる格付けはBBB以上ですが、A以上あれば安心して投資してもよいとされています。
表でいえば、楽天証券とカブドットコム証券はA以上なので、長期で持つには十分な格付けを持っています!
A利率の見直し
利率は常に変動するため、なるべくフレキシブルに対応する証券会社がおすすめです。
見直しのタイミングを表にしました。
利率のいいタイミングで運用するため毎週変動する楽天証券はおすすめです!
持っている銘柄の利率が上昇したときを狙って貸株をすれば、より効率が高まります。
この信用格付けの高さ、また高い利率で運用するために貸株サービスは楽天証券での運用をおすすめします。
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